増粘安定剤とは?糊料とも呼ばれる
増粘安定剤(ぞうねんあんていざい)とは、「水に溶解又は分散して粘稠性を生じる高分子物質」のことで、糊料(こりょう)とも呼ばれます。
とろみをつけたり、食感を良くしたりするのに使います。
実は食品だけではなく、化粧水や乳液、ファンデーションなどのメイク用品や、歯磨き粉、洗顔料、シャンプーやリンスの日用品にも使われているんです。
増粘安定剤は使い方によって区別しています。
・増粘剤 少量で高い粘性を出す場合
・ゲル化剤 液体のものをゼリー状に固める作用として使う場合
・安定剤 粘性を高めて食品成分を均一に安定させる効果を目的として使う場合
増粘剤
●少量で高い粘性を出す場合…「増粘剤」
【使用例】
ドレッシング、ソース、タレ、あん、スープ、シチュー、乳飲料、果肉入り飲料、介護食、離乳食など
【主な役割】
・液体状の食品にとろみをつけ、濃厚感を出す。
・ソースやタレが食材によく絡むようにする。
・口当たりをなめらかにする。
【代表的な増粘剤】
キサンタンガム、グァーガム、加工でんぷん、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム)など。
ゲル化剤
●液体のものをゼリー状に固める作用として使う場合…「ゲル化剤」
【使用例】
ゼリー、プリン、ジャム、グミ、キャンディなど。
【主な役割】
・体を半固体や固体に近い状態にする。
・特定の食感(ぷるぷる、もちもち、もろいなど)を作り出す。
【代表的な増粘剤】
ゼラチン(動物由来のタンパク質)、寒天(海藻由来)、カラギーナン(海藻由来)、ペクチン(果物由来)、ジェランガムなど。
安定剤
●粘性を高めて食品成分を均一に安定させる効果を目的として使う場合…「安定剤」
【使用例】
アイスクリーム、乳飲料、豆乳、マヨネーズ、ドレッシングなど。
【主な役割】
・液体中の固形分や油分が分離・沈殿するのを防ぐ。
・食品の組織を安定させ、形崩れや水分がしみ出すことを防ぐ。
・冷凍・解凍時の食感の変化などを抑える。
【代表的な増粘剤】
キサンタンガム、カラギーナン、グァーガム、ローカストビーンガム、CMC、加工でんぷん、ペクチンなど。
増粘剤・ゲル化剤・安定剤が使われているコープ商品
商品数がたくさんある食材宅配コープデリでは、増粘剤・安定剤が使われている商品がたくさんあります。
実際に現物を見て確かめてみましょう。
・ふかひれスープ
・るんるん・わいわいスティックゼリー
・ふっくら卵のオムライス
ふかひれスープ


増粘剤が使われています。
ふかひれ、筍、椎茸、きくらげが入った、ボリューム感のあるふかひれスープの素です。
自分で準備するものは卵と水。この2つさえあれば、簡単においしいふかひれスープを作ることができます。
このふかひれスープには、増粘剤として加工でん粉・キサンタンガムが使われていることが分かります。
キサンタンガムは、食品のドレッシングやソースのとろみ付けに使われる増粘剤の一つ。
天然発酵によって作られる多糖類のひとつです。

数ある多糖類の中で、最も一般的に利用されている多糖類がキサンタンガムです。
るんるん・わいわいスティックゼリー


ゲル化剤が使われています。
ぶどう糖果糖液糖、濃縮グレープ果汁、寒天/ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、pH調整剤、香料、酸化防止剤(ビタミンC)
あまりにも人気があるのか15本入・32本入の2種類ある、るんるん・わいわいスティックゼリー。
我が家でより人気があるのは、青リンゴ、オレンジ、グレープ味が入った「わいわいスティックゼリー」です。
そして子どもが大好きなこのゼリーにも、ゲル化剤として、どの味にも増粘多糖類が使われています。

増粘多糖類は高い粘性をもち、複数の糖からなる水溶性の多糖類です。
ふっくら卵のオムライス


安定剤と増粘剤が使われています。
トマトの風味豊かなチキンライスを、柔らかい卵で包んであります。電子レンジで手軽に調理できるので、一人暮らしの方にもおすすめです。
ふっくら卵のオムライスには、安定剤としてダイズ多糖類※、増粘剤としてキサンタンガムが入っています。
※大豆多糖類とは…簡単に言うと大豆から取り出した「とろみ成分」です。
増粘剤・ゲル化剤・安定剤が使われているパルシステム商品
原材料にこだわった商品開発をしている食材宅配パルシステム。
増粘剤・ゲル化剤・安定剤を使った商品がいくつかあったので、具体的に見ていきましょう。
・おいもがほくっと牛肉コロッケ
・大きい焼売
・いちごジャム
おいもがほくっと牛肉コロッケ

揚げ物の人気は高いにもかかわらず、自宅で揚げる方って年々少なくなってきている中、あえて自分で揚げるタイプの商品を出すという強気のパルシステム。
揚げてでも食べたいと思えるコロッケが出ました。その通り、マジでうまい!北海道こんせん地区の産直牛肉、産直産地・大牧農場(北海道)の男爵いもを使って作られています。
おいもがほくっと牛肉コロッケでは、増粘剤としてキサンタンガムが使われています。
大きい焼売

具材の約半分は産直豚肉を使用し、国産素材を優先して使用しています。
直径は約3.5センチメートルの大きくて食べごたえのある焼売で、まるで肉をそのまま食べているような感覚で、そのままで十分おいしいく感じました。
増粘剤・ゲル化剤・安定剤として、酢酸デンプン※が使われています。
※酢酸デンプンとは…普通のでんぷんを少しだけ改良して、「冷めても美味しい」「とろみが安定する」「食感が良くなる」といった、食品の品質を向上させるための材料です。
いちごジャム

国産のイチゴを使い、果肉がゴロッと入っている贅沢なジャムです。
パルシステムの「毎日マーガリン」と「こだわり酵母食パン」とのコラボは絶叫しました。
パルシステムのいちごジャムには、安定剤としてペクチンとしてを使っています。
増粘多糖類=増粘剤?
原材料をみると、よく「増粘多糖類という文字を目にしますが、増粘剤と同じでよいのでしょうか。
増粘多糖類が使われているからといって、その機能が「とろみをつける」だけとは限りません。ゼリーを固めているかもしれないし、飲み物の分離を防いでいるだけの可能性もあります。

つまり、増粘多糖類は増粘剤だけでなく、ゲル化剤や安定剤としても使われます。
多糖類(たくさんの糖が鎖のように長くつながってできた大きな分子)に分類される物質を2つ以上使った場合、原材料名に「増粘多糖類」と書くことができます。
親切なメーカーでない限りはたいてい「増粘多糖類」と書くので、私たち消費者には何を使っているのかわからないということになります。
ただし、安定剤やゲル化剤、糊料として使う場合は、その旨を表記しなければなりません。
ペクチン、キトサン、キサンタンガム、アルギン酸、カラギーナン、キチン、アラビアガム、グァーガム、トロロアオイ、ローカストビーンガム(カロブビーンガム)、寒天、ダイズ多糖類など
食品添加物について
このサイトでは、食材宅配サービスの商品紹介をするときに100%、原材料のチェックをしています。
食品添加物は、身体に悪いというわけではありません。
食品添加物が体に悪いのは、普通の人が普通の食事で摂取する程度の量の数千倍の量を一度に摂取した場合です。普通の食事に含まれている量程度では、体に害はありません。
さまざまな実験を繰り返して、人間が一生の間毎日摂取してようやく体に影響があるかもしれない、という量の1/100、という基準量が決められています。
その基準量が定められているのが、日本の「食品衛生法」です。
私たちが口にする食品の安全性を守るための、日本の大切な法律です。食べ物や飲み物が原因で起こる病気や健康被害を未然に防ぎ、国民の健康を守ることが最重要の目的で作られています。
しかし気を付けなければならないのは、日本では普通に使用されている添加物なのに、海外では発がん性があるとして禁止されている添加物もあること。
自分の身を守るため食品添加物の知識はしっかり持っておいた方が良いと考え、どのような添加物が入っているかを書いていきたいと私は思っています。
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