たん白加水(酵素)分解物はたんぱく質で作られたうまみ成分のこと
「たんぱく加水分解物」は、様々なアミノ酸を主成分として作られています。
アミノ酸ときいてまず思い浮かぶのは、私たちの身体そのものがアミノ酸でできていると言ってもいいほど、体内において大切な成分であること。
そして食品においては「うまみ成分の塊」です。

人間が「これ、おいしいっ!」「うま味の宝箱や~!」という気持ちを味わうときは、たいていアミノ酸を多く含んだ食材を食べたときです。
「たんぱく加水分解物」は、たんぱく質を分解して得られるアミノ酸のことです。
ではこの「たんぱく加水分解物」は、一体どんなタンパク質から作られるのでしょう。
それは、小麦や肉、魚など、私たちの身近にある食材からなんです。小麦や大豆などを原料とする物を植物性、肉や魚を原料としたものを動物性と言います。
本当に色々な食材のたんぱく質から抽出していて、しかも抽出するたんぱく質の種類によって味が違うので「たん白酵素分解物味はこれ!」というように、決まった味をしているわけではありません。
様々なたんぱく質から作られたアミノ酸は独特の強い「コク」をもっているので、色々な加工食品や調味料に使われています。

ちょっとコクを足したいな~おいしくしたいな~というときに使われます。
たん白加水分解物と調味料(アミノ酸等)の違い
原材料でよく見る「調味料(アミノ酸等)」。
文字面だけを見るとこれも旨み調味料っぽいですが、では、同じくうまみ調味料であるたん白加水分解物との違いは一体何なのでしょうか。

「調味料(アミノ酸等)」と「たん白加水分解物」は、どちらも食品に「うま味」や「コク」を与えるために使われますが、食品衛生法上の分類が異なります。
食品表示で「アミノ酸」または「調味料(アミノ酸等)」と記載されている場合、食品添加物としての「うま味調味料」のことを言います。

うま味調味料というえば味の素®。主な原材料は、グルタミン酸ナトリウムです。
ただ、●の素はたん白酵素分解物ではなく、化学調味料「グルタミン酸ナトリウム」を使っていているのです。
うま味を刺激する物質を、人工的に精製した調味料のことです。
一方のたん白酵素分解物は、分類上は「食品」で、食品添加物ではないことがポイントです。
たん白酵素分解物は、肉、魚、大豆、小麦、とうもろこしなどのタンパク質を原料として、酸や酵素を使って分解したものです。
もともとが「食品」のタンパク質を分解したものなので、「加工された食品」とみなされます。
たん白酵素分解物は調味料として、醤油やマヨネーズ、ソースやドレッシングなどに多く使われています。

「化学調味料無添加」と書いてあっても、たん白酵素分解物が使われているケースがあります。でもその通りなのでOKです。
原材料をチェックしてみると、分かりるので実際に例を出して見てみましょう。
たんぱく加水分解物が使われているパルシステム商品
例えば、化学調味料を使用しないことがポリシーの食材宅配パルシステム。
たんぱく加水分解物は食品ですので、原材料にこだわるパルシステムでも時々使われているようです。

パルシステムの場合は、たんぱく酵素分解と言って、酵素で分解されたうまみ成分を使うことが多いようです。
たん白加水分解物の中でも、特に「酵素分解法」で作られたもののことです。
どんな商品に使われているか、チェックしてみましょう。
・スパイシーカレー
・わかめにこだわったあっさりスープ
・国産若鶏甘酢唐揚げ
スパイシーカレー

食用油脂(牛脂、豚脂、パーム油)(国内製造)、小麦粉、カレー粉、砂糖、食塩、香辛料、たん白酵素分解物、バター、酵母エキス、チャツネ(りんごを含む)※、トマトペースト、おろししょうが、全粉乳、ビーフパウダー(大豆・ゼラチン含む)、オニオンパウダー、ポークパウダー、ソース末、ココナッツペースト、ビーフエキス調味料、おろしにんにく、ホタテエキス、ポークエキス/着色料(カラメルⅠ)
20種類以上の香辛料で出した味わいを生かし、化学調味料は使っていないカレールウです。本格的なカレーが好きな方におすすめです。
パルシステムのスパイシーカレーには、添加フォンドボーや添付スパイスではなく、ルウにたん白酵素分解物が入っています。
わかめにこだわったあっさりスープ

素材からこだわっているので少々値段はお高めですが、市販の物のように香料や化学調味料を使わず、素材の味だけで勝負しているのがパルシステムスープです。
かなりあっさりしているのにもかかわらず、旨味だけはばっちり。
これも、たんぱく加水分解物のおかげなのかもしれません。
国産若鶏甘酢唐揚げ(国産丸大豆しょうゆ使用)

国産若鶏のムネ唐揚げに、鹿児島産の黒酢と国産丸大豆しょうゆ使用の甘酢だれをからめてあります。衣が特徴的でした。
国産若鶏甘酢唐揚げには、たんぱく加水分解物が使われていました。
たん白加水分解物が使われているコープ商品
たくさんの商品を取り扱っている食材宅配コープデリでは、たん白加水分解物が使われている食材がたくさんあります。
具体的に見ていきましょう。
・産直のはぐくむたまごで作ったマヨネーズ
・つぼ漬
・BIG ミートソーススパゲッティ
・ふんわりレンジピザ
産直のはぐくむたまごで作ったマヨネーズ

コープ自慢の「産直のはぐくむたまご」を使ったマヨネーズです。
醸造酢の一部にりんご酢を使用しているのでちょっとマイルド。
その酸味がおいしく、たまごのコクが深いと思いました。こりゃうまい!そのままずっと吸いついていたい!というのがマヨネーズ好きの私の本音です。
つぼ漬

歯ごたえの良い、宮崎県産のやぐらに干された大根を使用しています。
食べやすく刻んで、昆布エキスとかつおぶしエキスのきいたしょうゆ漬けに。
国産野菜を使ってくれているという安心感もあるし、辛くなく甘めなので子どもも食べられます。
BIG ミートソーススパゲッティ

揚げなすと牛挽き肉を使用したミートソーススパゲッティです。
具材には揚げなすを使用。玉ねぎ、牛肉、豚脂、香味野菜、ワインを使用した風味豊かなソースで仕上げています。彩にも気を使ってくださり、パセリの緑も入っています。
一番王道で、間違いのない味でした。
ふんわりレンジピザ

文字通り、生地がパンになっているフワフワしたピザで、熱々の状態が一番おいしい!
すでに4つにカットされているので包丁いらず!トマトソースの香りが最高です。
加水分解とは?
加水分解とは、塩酸を使ってタンパク質をアミノ酸に分解します。
塩酸と聞くと「え!?あの触ると皮膚が溶けちゃう…あれのこと!?」と思いますが、私たちの胃液に含まれる酸も塩酸で、食べたたんぱく質が消化されるのと同じ作用です。
分解が終わった後の塩酸は、アルカリで中和し、食塩にして除去します。
注意しなければいけないのが、加水分解する時に使う原料に遺伝子組み換えを使っている場合が多いということです。
例えば大豆であれば、油を搾った後のかすを使うことが多く、この大豆はアメリカから輸入した遺伝子組み換えされた大豆を使うことが多いのです。
大豆ではなく、小麦も同じです。
しかし、それはメーカー側が教えてくれない限り、私たちが知るすべはありません。
食品添加物について
このサイトでは、食材宅配サービスの商品紹介をするときに100%、原材料のチェックをしています。
食品添加物は、身体に悪いというわけではありません。
食品添加物が体に悪いのは、普通の人が普通の食事で摂取する程度の量の数千倍の量を一度に摂取した場合です。普通の食事に含まれている量程度では、体に害はありません。
さまざまな実験を繰り返して、人間が一生の間毎日摂取してようやく体に影響があるかもしれない、という量の1/100、という基準量が決められています。
その基準量が定められているのが、日本の「食品衛生法」です。
私たちが口にする食品の安全性を守るための、日本の大切な法律です。食べ物や飲み物が原因で起こる病気や健康被害を未然に防ぎ、国民の健康を守ることが最重要の目的で作られています。
しかし気を付けなければならないのは、日本では普通に使用されている添加物なのに、海外では発がん性があるとして禁止されている添加物もあること。
自分の身を守るため食品添加物の知識はしっかり持っておいた方が良いと考え、どのような添加物が入っているかを書いていきたいと私は思っています。
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