pH調整剤は腐敗防止・変色防止のために使われる!

pH調整剤は「ピーエッチちょうせいざい」または「ペーハーちょうせいざい」と読みます。前者が一般的です。
pH調整剤とは、食品のpH(水溶液中の水素イオン)を調整して、食品の変質や変色を防いで品質を安定させたり、他の食品添加物の効果を高めるために使います。

pHは数字で表すことができます。
pH7が中性で、pH7より小さいと酸性(例:レモン汁、お酢)、pH7より大きいとアルカリ性(例:石鹸水、重曹水)です。
多くの食中毒菌は中性付近(pH6〜8程度)で活発に増殖するため、pHを酸性に傾ける(pH4.5以下など)ことで、微生物の増殖をおさえ、保存性を高めてくれるのです。

例えば市販のおにぎりやお弁当の場合、pH調整剤を入れて食品のpHを5~6くらいの酸性にしているところが多いそうですよ!
合成保存料(細菌やカビの繁殖を抑える化学物質)が嫌がられている中、その代わりの物としてpH調整剤が使われています。
pH調整剤は総称
「pH調整剤」というものは、特定の物質を指すものではありません。
クエン酸、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸などをまとめて呼んでいます。

例えば、ピーマンやにんじん、大根などを「野菜」と呼ぶようなものです。
例を出してみます。
【酸類(pHを酸性に傾ける)のpH調整剤】
クエン酸・乳酸・リン酸・酢酸(氷酢酸)・リンゴ酸・酒石酸・フマル酸など
クエン酸ナトリウム・リン酸塩・酢酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウム(重曹)・グリシンなど
これらをpH調整の目的で使用する場合、1つだけでの使用は少なく、2~3種類を組み合わせて使うことほとんど。
そして法律上、まとめ表示が認められています。
つまり、炭酸ナトリウムとリン酸を使用していても、原材料には「pH調整剤」と書けば問題ないということなんです。この表示法は、製造したメーカー次第になっています。
ということは、私たちにはどの添加物を使ったのか、詳しい所までは分からないということになります。
pH調整剤として使われている物質は、カタカナで書かれているうえ、「酸」という文字がほとんどについており、消費者である私たちが原材料を見たときにちょっと怖くなってしまうものもありますよね。
それをわざわざ書かなくてもよいので、メーカーにとってはとても便利な表示法だと言えるかもしれません。
pH調整剤はほとんどの加工品に入っている!
スーパーに行って加工品の裏を見てみると、pH調整剤の表記を簡単に見つけることができます。
おにぎり、お弁当、お惣菜、サンドイット、パン、冷凍食品に必ずと言ってよいほど入っているからです。
でも中には、入れないで作っているところもあるんです。

例えば食材宅配パルシステムは、pH調整剤を極力使わない商品づくりをしています!
pH調整剤が使われているパルシステム商品
実は食材宅配パルシステムには、pH調整剤が入っている食品が非常に少ない!
もし入っていたとしても、具体的にどんなpH調整剤が入っているかを丁寧に書いてくれているのが特徴です。
チェックしていきましょう。
・こんせんくんミルクバーいちご
・こんせんくんカップグラタンえび&チーズ
こんせんくんミルクバーいちご

パルシステムの場合、pH調整剤の後にカッコで「クエン酸三ナトリウム」と書いてあります。
このように、pH調整剤として何を使ったかを書いてくれているのは、パルシステムでは当たり前のことです。
こんせんくんカップグラタンえび&チーズ

「冷めてもおいしい」をめざしたこんせんくんカップグラタン(えび&チーズ)は、素材の味を生かし、子どもたちにも安心して食べさせられるように作られています。
見た目がかわいく、食欲をそそられるように色鮮やかです。
こんせんくんカップグラタンには、炭酸水素ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、DL-リンゴ酸ナトリウムというpH調整剤が入っています。
pH調整剤が使われているコープ商品
食材宅配コープで取り扱っている商品は、pH調整剤がよく使われています。
表記方法もバラバラで、ただ単に「pH調整剤」と書いてあるものや、pH調整剤として具体的に書いてあるもの、そしてパルシステムのように「pH調整剤(●●●)」と丁寧に書いてあるものなど様々です。
どんな表示方法がされているかチェックしていきましょう。
・スイートコーン ドライパック
・彩り野菜の入ったごろっとチキンカレー
・しらす入りわかめふりかけ
スイートコーン ドライパック


ざっくり書いてあります。
子どもが大好き!甘みの強いスイートコーンがドライパックになっています。
一粒がしっかりしていて歯ごたえもあり、使い切りサイズってのがとても良い商品です。
そんなスイートコーンドライパックにもpH調整剤が入っていますが、具体的に何が入っているかはわかりませんでした。
彩り野菜の入ったごろっとチキンカレー

もち麦入りごはんに、大きくカットした鶏肉と、3種類の彩り野菜(スナップえんどう、赤ピーマン、かぼちゃ)を入れた欧風中辛味のチキンカレーです。
見た目がきれいで、インスタ映えするような美しさ。コープ冷凍丼シリーズ「DELICIOUS BOWL」の一つです。
冷凍食品なのでたくさんの食品添加物が入っていますが、全体的に使われている原材料の中に「クエン酸Na」があります。
クエン酸Naとは、酸味料、pH調整剤、調味料などとして使われるものです。
つまり、pH調整剤が入っているということになります。
食品添加物について
このサイトでは、食材宅配サービスの商品紹介をするときに100%、原材料のチェックをしています。
食品添加物は、身体に悪いというわけではありません。
食品添加物が体に悪いのは、普通の人が普通の食事で摂取する程度の量の数千倍の量を一度に摂取した場合です。普通の食事に含まれている量程度では、体に害はありません。
さまざまな実験を繰り返して、人間が一生の間毎日摂取してようやく体に影響があるかもしれない、という量の1/100、という基準量が決められています。
その基準量が定められているのが、日本の「食品衛生法」です。
私たちが口にする食品の安全性を守るための、日本の大切な法律です。食べ物や飲み物が原因で起こる病気や健康被害を未然に防ぎ、国民の健康を守ることが最重要の目的で作られています。
しかし気を付けなければならないのは、日本では普通に使用されている添加物なのに、海外では発がん性があるとして禁止されている添加物もあること。
自分の身を守るため食品添加物の知識はしっかり持っておいた方が良いと考え、どのような添加物が入っているかを書いていきたいと私は思っています。
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