デキストリンは天然由来のデンプン!様々な用途あり!
食品の原材料チェックをしていると、高い頻度で見かけるデキストリン。
これは、主にじゃがいもやとうもろこしなどのでん粉を分解して作られたものです。
分解の度合いや製法によって、様々な種類のデキストリンがあり、主なものは3つあります。
・一般的なデキストリン(マルトデキストリンなど)
・難消化性デキストリン
・シクロデキストリン
一般的なデキストリン(食品)
無味無臭で、水によく溶け、食品に自然な甘味やとろみ、コクを与えることができます。
粉末状の食品をサラサラで均一な状態に保ったり、凝固を防ぐいだり、乳化を安定させるなどの機能があります。
一般的なデキストリンの効果
・食品の増量や増粘
スープ、ソース、飲料、乳製品などに粘度やコクを与える
・粉末食品の固結防止や流動性向上
コーヒーのクリーミングパウダー、粉末ジュース、調味料(顆粒だしなど)をサラサラに保ち、溶けやすくする
・風味のマスキング
特定の匂いを抑える
・結合剤や皮膜形成剤
スナック菓子などの形成やコーティング
・栄養補給
スポーツドリンクや栄養補助食品のエネルギー源として
一般的なデキストリンが使われている食品例
インスタントコーヒー、ココアミックス、粉末ジュース、青汁パウダー、コーヒーフレッシュの粉末タイプ、顆粒だし、粉末スープ、粉末ドレッシング、粉末タイプの離乳食、介護食のとろみ付け、スポーツドリンク、栄養ドリンク、清涼飲料水、乳飲料、ヨーグルト、スナック菓子、クッキー、ビスケット、カステラ、パン、飴、タブレット、ゼリー、プリン、ケチャップ、ドレッシング、焼肉のたれ、めんつゆ、レトルト食品、冷凍食品、ハム、ソーセージ、ハンバーグ、ミートボール、かまぼこ、ちくわ、魚肉ソーセージなど
難消化性デキストリン(食品)
一般的なデキストリンとは異なり、消化されにくい(難消化性)性質を持つデキストリンです。
特に健康食品や特定保健用食品(トクホ)でよく見かけ、水溶性食物繊維の一種であり、「食品」に分類されます。
低カロリーで、味や色、粘度がほとんどないため、様々な食品に利用しやすいです。
難消化性デキストリンの効果
・特定保健用食品(トクホ)の関与成分
食後の血糖値の上昇抑制、食後の中性脂肪の上昇抑制、おなかの調子を整える(便通改善)などの機能性が報告されています。
・食物繊維の補給:
日常の食事で不足しがちな食物繊維を手軽に摂取するために、粉末状で販売され、飲み物や料理に混ぜて使われます。
難消化性デキストリンが使われている食品例
お茶類、炭酸飲料、コーヒー飲料、乳酸菌飲料、野菜ジュース、スムージー、ゼリー飲料、粉末サプリメント、健康食品、お菓子、スナック、ゼリー、インスタント食品、レトルト食品
シクロデキストリン(食品添加物)
でん粉を原料として酵素反応によって作られる、小さなドーナツ型のカプセルのような構造を持つオリゴ糖の一種です。
お米やジャガイモなどのでん粉を、特別な酵素を使って加工して作られる、食品添加物です。
ドーナツ型のカプセルの特徴を生かし、ニオイを閉じ込めたり、味や香りを守ったり、品質を安定させたりするのに適しています。
シクロデキストリンが使われた場合は、原材料表示に「シクロデキストリン」「環状オリゴ糖」または「サイクロデキストリン」と表示されます。
シクロデキストリンの効果
・消臭・脱臭
食品の気になる臭いを抑える
・風味の安定化
光や熱に弱い成分を保護し、品質を保つ
・苦味やえぐ味の低減
特定の苦味成分を包み込んで感じにくくする
・水溶性の向上
水に溶けにくい成分を溶けやすくする
シクロデキストリンが使われている食品例
練りワサビ、おろしニンニク、おろししょうが、ちくわ、練り物、魚肉ソーセージ、野菜ジュース、青汁、豆乳、高麗人参エキス、ドクダミエキス、ポリフェノール類、コーヒー、お茶、プロテイン飲料、ミカン缶詰、紅茶、粉末調味料、粉末茶、粉末スープ、パン、お菓子、冷凍食品揚げ物、サプリメント
パルシステムでデキストリンが使われている食品
パルシステムでは、どんな商品に使われているのでしょう。
全体的にみると、粉状になっているものに多く使われている印象です。
・北海道コーンがおいしいスープ
・チキンブイヨン
・ポークウインナー
北海道コーンがおいしいスープ

上記の説明で「粉末食品の固結防止や流動性向上」とありましたが、その用途がまさにこれです。
確かに触った感触は、ベトベトした感じはありません。
チキンブイヨン

サラサラした、まるで砂のような粉のブイヨンです。
オイルが入っているのにとってもサラサラしているのは、デキストリンのおかげでしょうか。
ポークウインナー

豚肉の味がそのまま味わえる、まさに本物のポークウインナーです。
肉の加工品は食品添加物が多く入っている印象が強いですが、パルシステムでは極力添加物を使わない製法を採用しているので、肉の味がしっかりするんですよね。
ボイルして食べるとマジでうまいです。
コープでデキストリンが使われている食品
品ぞろえが豊富なコープ商品でも、多くの粉物にデキストリンが使われています。
商品を見ていきましょう。
・鶏がらスープ
・マカロニグラタンホワイトソース
・焼きおにぎり
鶏がらスープ

スープはもちろん、炒めものにもダマにならず、サラサラの使いやすさが好きです。
我が家では、調味料がダマになっては困るチャーハン・スープによく使います。
このガラスープでは、粉末をサラッとするために使われているのかなと思いました。
マカロニグラタンホワイトソース

【ソースミックス】小麦粉、乳糖、デキストリン、食塩、乳等を主要原料とする食品、植物油脂、全粉乳、香辛料、野菜ソテー粉末、オニオンパウダー、酵母エキスパウダー、たん白加水分解物、卵白粉/香料
粉のソースミックスは粉なので、ここにデキストリンが使われています。

ここまで見てみると、デキストリンは粉物に多く使われている印象です。
焼きおにぎり

これはツヤや照りを出すために、デキストリンが使われているのでしょうか。
「焼きおにぎりくらい自分で作れよ」なんて馬鹿にしきっていた過去の私ですが、1度購入するともうハマってしまい、毎週のように購入しています。
好き好き尽くしの1品です。
食品添加物について
このサイトでは、食材宅配サービスの商品紹介をするときに100%、原材料のチェックをしています。
食品添加物は、身体に悪いというわけではありません。
食品添加物が体に悪いのは、普通の人が普通の食事で摂取する程度の量の数千倍の量を一度に摂取した場合です。普通の食事に含まれている量程度では、体に害はありません。
さまざまな実験を繰り返して、人間が一生の間毎日摂取してようやく体に影響があるかもしれない、という量の1/100、という基準量が決められています。
その基準量が定められているのが、日本の「食品衛生法」です。
私たちが口にする食品の安全性を守るための、日本の大切な法律です。食べ物や飲み物が原因で起こる病気や健康被害を未然に防ぎ、国民の健康を守ることが最重要の目的で作られています。
しかし気を付けなければならないのは、日本では普通に使用されている添加物なのに、海外では発がん性があるとして禁止されている添加物もあること。
自分の身を守るため食品添加物の知識はしっかり持っておいた方が良いと考え、どのような添加物が入っているかを書いていきたいと私は思っています。
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